これからの時代は電子カルテが主流になる

電子カルテの普及率が上がる事で患者側には大きなメリットがあります。たとえば紙ベースの場合、消失が考えられますが、電子カルテではなくなるリスクは下がり、継続して治療をスムーズに受ける事が可能です。病院側のメリットも大きく、持ち運びが不要となる事や保管管理の場所を取らない為、物理的な負担を抑える事ができます。一発で検索できる事もあり、人によって書きなぐった文字が読み取れない問題からも解放されます。電子カルテの普及率は上昇しているとはいえ、導入割合が低いのが現状です。ですが、これからは導入が増えるとされており、電子カルテはクラウドを活用した保存方法が注目されはじめています。2011年3月に発生した東日本大震災では津波で多くの病院が流されカルテも消失しています。防ぐには医療クラウドに保管をしておく事で可能になります。

電子カルテのシステムとはどのようなものか

現在、病院にはどんどん新しい技術のコンピューターシステムが導入されており、医事会計システムによって医療費の計算をしたり、電子カルテについても導入が進められています。電子カルテとは患者に関する様々な情報を電子データとして記録して運用していくシステムの総称です。電子カルテは医療会計やオーダリングシステム(伝票システム)と連動されている事が多いです。カルテを記録する為のサーバマシンと、診療に利用されているクライアントマシン、これらのマシンがネットワークによって接続されデータの共有が出来ます。サーバマシンがネットワーク接続していれば、どのコンピューターからもカルテを参照する事ができ、それぞれのコンピューターからデータを登録していればサーバマシン上のデータはリアルタイムで更新されます。このような仕組みによって電子カルテが成立しています。

電子カルテを利用するのに運用マニュアルが必要

カルテの中には病気の種類や治療履歴、症状の変化、処方を行った医薬品名や容量、服用日数などの治療情報が記されています。このような情報は個人情報の一つとしても取り扱われて、本人特定の材料となってしまう為、カルテの取り扱いは慎重にする必要があるのです。電子媒体になる事でカルテを探し戻す時間が不要になるメリットがありますが、カルテを画面上に表示した時点で記されている内容を誰でも簡単に閲覧できるようになります。モニターに表示されているカルテは担当医師や看護師だけでなく、患者やその家族も目にする事が出来ます。更に外部の人間が不正アクセスを行えば患者情報を入手する事も可能で、情報漏洩というアクシデントがついて回ります。カルテ情報をインターネットで閲覧することからも、取り扱いにはマニュアルを作成して、情報の漏洩などに対するセキュリティーを考える必要があります。